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ブライトリングとベントレーの最後の時計の出荷に合わせ、19年間のパートナーシップを振り返る
  • 20年弱の間、ブライトリングとベントレーは、高級車と高級時計メーカーとして史上最長のパートナーシップを継続
  • 最後のベントレーブライトリング・トゥールビヨンの製作が完成したことに合わせ、両ブランドは業界トップ同士の協力や共に成し遂げた功績を回想
  • ベントレーとブライトリングのパートナーシップは、ベントレーがアイコニックなコンチネンタルGTと特徴的なオンボードクロックを企画した2002年に開始
  • パートナーシップ終了にあたり、両ブランドは19年間のエクストラオーディナリーな腕時計やインキャビンクロック、イベントや経験を祝福

スイスの時計ブランドであるブライトリングと英国の自動車メーカーベントレーは、時計ブランドと高級車メーカーとのパートナーシップとしては史上最長となる19年の協力関係にあります。このパートナーシップは2002年から、2003年に発売された初代コンチネンタルGTのオンボードクロックを共同で設計した時に始まりました。その後も、パートナーシップによりブライトリングの歴史の中でも最も注目すべき時計が生み出されてきました。今、最後のベントレーブライトリングトゥールビヨンが出荷され、長く愛されるアイコニックなコレクター時計になると共に、両ブランドのコラボレーションの最後を飾ります。

20年弱の間、ベントレーとブライトリングは共に卓越したレベルのラグジュアリーさをお客様に届けてきました。本日、両社は2021年末にパートナーシップを解消することを発表しましたが、共に多くの経験や成果を分かち合ってきた確固たる友人である事に変わりはありません。

両社のコラボレーションの中でも記憶に残るものとして、「ベントレー スーパースポーツ ライトボディウォッチ」や、「ベントレーGT3リミテッドエディション」、ベンテイガのダッシュボードのトゥールビヨン時計、「ベントレーコンチネンタルGTスピード ブライトリングジェットチームシリーズ」、「プレミエB01クロノグラフ42 ベントレーブリティッシュレーシンググリーン」、「プレミエ ベントレーセンテナリーリミテッドエディション」などがあります。

2021年4月、ブライトリングプレミエB21クロノグラフトゥールビヨン42ベントレーリミテッドエディションが発売され、両社のコラボレーションのラインナップに加わりました。この最新の時計の最後の1点が完成し、近々新たなオーナーのもとへ届けられます。

ベントレーモーターズの会長兼CEOのエイドリアン・ホールマークは、次のようにコメントしています:

「ベントレーとブライトリングの長年にわたるコラボレーションにより、志を同じくする二つのブランドが協力することで、互いのパフォーマンスを向上させる事が出来るということを示しました。この20年は本当に楽しい思い出であり、ブライトリングの今後のご活躍を心からお祈り申し上げます。」

ブライトリング社のCEOのジョージ・カーン氏は次のようにコメントしています:

「この19年間で成し遂げた事を非常に誇りに思っており、ブライトリングとベントレーはこれからそれぞれに新たな旅を始めます。ベントレーは今後も自動車業界において卓越した技術を示し続けていくと確信しています。出荷される最後のベントレートゥールビヨンは、両社が互いに良い影響を与え合った年月を体現しています。」

この20年のハイライトを振り返ってみましょう。このパートナーシップの始まりは、ベントレーが後にコンチネンタルGTとなる車を設計していた2002年に遡ります。ベントレーはブライトリングに、2003年に発売された新しいグランドツアラーの比類ないラグジュアリーさ、品質、パフォーマンスを反映したオンボードクロックの制作を依頼しました。

ブライトリングがル・マン24時間レースにおいてベントレーチームの公式スポンサーとなったことも、両ブランドのハイライトの一つです。ベントレーは、有名な「ベントレーボーイズ」が1920年後半に素晴らしい勝利を収めたル・マンに2003年に再び挑戦し、ブライトリングはベントレーチームの誇らしいメインスポンサーとなったことを記念して、「ベントレー ル・マン リミテッドエディション」を制作しました。

ベントレーの高速性能が発揮されるのは、レース場だけではありません。2011年、ベントレーコンチネンタルGTCスーパースポーツの特別仕様車が氷上で世界新記録を樹立しました。限定版の「ベントレー スーパースポーツ ライトボディウォッチ」を装着したドライバーのユハ・カンクネンが331 km/hを達成し、4年前にベントレーが樹立したそれまでの記録を打ち破りました。このレースは、バルト海の凍った海の上で行われました。

2014年には、ベントレーは高性能のスピードマシンであるコンチネンタルGT3でGT3カテゴリーのモータースポーツに復帰し、数々の表彰台を飾りました。1年後に発売されたブライトリングの限定モデルの「ベントレーGT3ウォッチ」は、スポーティなブラックチタンのケースにレーシングカーにインスパイアされたカーボンファイバーのダイヤルが装備されました。

同年、究極のラグジュアリーSUVであるベンテイガのため、ブライトリングはトゥールビヨンの複雑機構を搭載したダッシュボードクロックを制作しました。これは実は、車自体を除けば、ベントレーがこれまでに車に搭載した装備の中で最も高価なアイテムです。このような製品こそが、両ブランドの協力の真価を示しています。

2015年、ブライトリングとベントレーは、シアトル・ボーイング・シーフェア航空ショーで「ベントレーコンチネンタルGTスピード ブライトリングジェットチームシリーズ」を発表しました。チームのエンジニア、フライトコントローラー、パイロットに敬意を表して、ブライトリングの依頼により、完全にユニークなコンチネンタルGTスピードが7台限定で製作されました。この豪華な7台には、ブライトリングのジェット機の印象的なカラーリングを反映したオニキスとホールマークのツートンカラーのエクステリアが採用されました。

2018年、ブライトリングは「プレミエB01クロノグラフ42 ベントレーブリティッシュレーシンググリーン」を発表しました。ブライトリングのフラッグシップモデルである自社製機械式ムーブメント「キャリバー01」を搭載しており、メタル加工されたベントレーのロゴが入った独自のシースルーケースバックから見ることができます。また、これらの時計にはベントレーの刻印が入ったプレートが付いていますが、これはスーパーチャージャーを搭載した歴史に残る1929年式 ブロワーのダッシュボードにインスパイアされています。

その1年後、ベントレーの100周年を記念して、また、高級車業界におけるパートナーの100年にわたる卓越した技術を祝して、ブライトリングは「プレミエ ベントレーセンテナリーリミテッドエディション」を発表しました。18金レッドゴールドとステンレススチールバージョンがあり、ユニークな茶色の節のある楡材のダイアルが装備されています。これは、1930年にティム・バーキン卿が愛用していた伝説のベントレーブロワーのシートから受け継いだ、コンチネンタルGTナンバー9エディションのウッドインサートにちなんだものです。

ブライトリングとベントレーが共に歩んできた旅は約20年の時を経て幕を下ろしますが、その最後を飾るのは、25本限定で究極のラグジュアリーさを追求した「プレミエB21クロノグラフトゥールビヨン42ベントレーリミテッドエディション」です。このシリーズの最後の1本が、今まさにオーナーのもとへ配送されています。パイオニア精神や熟練したクラフトマンシップ、美しいデザイン、卓越した技術をともに追求してきた両ブランドのパートナーシップにふさわしい最後といえるでしょう。