ベントレーモーターズ 工場施設の統合 「ビヨンド100」の基盤を築く
- ベントレーの工場施設が統合。来る電動化の未来に備え、カーボンニュートラルな本社がより進化
- 施設の統合を記念し、新旧のベントレーがピムスレーン通りをパレード
- 集中的かつ戦略的な投資計画の一環として、新しいエンジニアリングテストセンターと研究開発棟が完成間近
- 持続可能なラグジュアリーモビリティのリーダーとなるというベントレーの目標を達成するためには、継続的な施設開発も重要な役割を果たす
ベントレーモーターズの本社のあるピムスレーン通りと、その通りと交わるサニーバンクロード通りはもともとベントレー本社の敷地を分断する公道でしたが、その一部区間を一般の方が通行できないベントレーの私道とすることで、すべてのベントレーの工場施設は一つの大きな敷地の中に集約されることとなりました。これを記念して、1929年製の4½リッタースーパーチャージャー搭載のブロワーを再現したコンティニュエーションシリーズの「カーゼロ」、そして現在販売されているベントレーの車たちが、新たに工場内の私道となったピムスレーン通りをパレードしました。
4,000人ほどの従業員が集まる工場施設の再整備は、長年にわたり計画、協議され、またチェシャーイースト議会の積極的な協力により実現しました。
これによりクルーの工場施設は、長期的な目標に即した発展と拡大に向け、より安全で効率的かつ厳重な近代的な自動車製造工場となりました。
クルー工場への投資と継続的なコミットメントについて、製造部門担当の取締役であるピーター・ボッシュは次のようにコメントしています:
ベントレーは現在、重大な転換点にあり、101年の歴史のある高級車メーカーから、持続可能で倫理的な新しいロールモデルへと早急な見直しを迫られています。私たちは電動化と完全なカーボンニュートラルへ向けて邁進しています。この目標は、ベントレーを持続可能な高級車メーカーのリーダーへと押し上げてくれるような、世界クラスの工場なしには達成することができません。
新施設の開設、研究開発等への継続的な投資、施設が統合されたことにより期待される様々な可能性は、モデルラインナップを多角化し、将来に向けて組織のあらゆる側面を改善させていく中で、私たちに成長する力を与えてくれます。
1938年にベントレーがクルー市へ移転して以来、ピムスレーン通りはベントレー本社の中心であり続けています。来年にはエンジニアリングテストセンター及び研究開発棟が新設されますが、ベントレーの電動化へ向けた旅路をサポートしてくれることでしょう。
これは11月に発表された「ビヨンド100」の一環であり、ベントレーは次の100年において、真に持続可能なラグジュアリーを提供し、完全にカーボンニュートラルな組織になるようビジネスのあらゆる側面を作り直すことを約束しています。
これには、2026年までにすべてのモデルをプラグインハイブリッド車またはバッテリー電動自動車へ、2030年までに完全電動自動車へと変更も含まれています。
しかし、ベントレーは将来の製品にのみ多額の投資しているわけではありません。新施設の開設は20年にわたる先見性、革新性、成果の延長線上にあります。環境的・社会的・経済的影響に対する責任を強く意識し、ベントレーは80年の歴史ある本社をイギリスにおける唯一のカーボンニュートラルなラグジュアリーカーファクトリーへと生まれ変わらせました。