ベントレー、新型コロナ対策及び従業員への福祉施策を拡大 地域支援プログラムも強化
- より精度が高くシステマティックな抗原検査プログラムを実施し、クルーの工場の生産を再開
- 新しいリスク評価アプリにより、従業員の警戒心を高め、積極的な報告体制を促進
- フレキシブルな働き方を重視し、ロックダウン下での育児の負担軽減とワークライフ
バランスを推進 - 従業員や地域の人たちの子供の家庭教育を支援するため、PCやWi-Fiを提供
- ワクチン配布やベントレー独自のデリバリーサービスである「Meals on 22 inch wheels」などの活動地域の支援活動に従業員が参加することを奨励
ベントレーは、操業停止の延長後、新たに包括的なコロナ対策制度を導入したことにより、生産を再開することができました。同時に、地域への支援活動を継続しており、チェシャー州でのワクチンの配布や地域のケアプログラムを支援、学校へのノートパソコンの寄贈を行っています。
1,800人の従業員が安全に働けるよう、迅速な抗原検査を4倍に増やし、完全な生産再開の前に、工場で働く全従業員が新型コロナに感染していないことを確認しました。
2日間で1,800件の検査を行いましたが、昨年5月から合計すると、15,000件近くの抗原検査を実施しています。陽性と判定されたのは全体の約5%の272人のみで、そのほとんどが無症状です。感染者は一定期間完全に自己隔離しており、ベントレーの労働衛生チームによって定期的にチェックされています。この検査プログラムが成功と言える証左として、工場内での感染は今のところ確認されていません。
クルーの工場が安全であることをより確かなものにするため、年始にインペリアル・カレッジ・ロンドンと、労働衛生の独立専門機関であるオプティマ・ヘルスに外部評価を依頼しました。ベントレーには衛生管理やソーシャルディスタンスに関する250もの包括的で広範な手続きがありますが、従業員の安全を最大化するため今後も継続されることが確認されました。これには、施設内でのマスクの義務的着用や、徹底した衛生管理、全工程の動作や交通の流れを一方通行にすることなどが含まれます。
さらに、従業員全員が利用できるリスク評価アプリを、ベントレーのデジタルチームが開発しました。新型コロナの変異種などに関する警戒を促し、出勤前に家庭内で行う自己診断を含め完全な安全対策を詳細に説明し、従業員と安全衛生チームとの双方向の情報連携を可能にするなど、現場の安全性を高める役割を果たしています。
人事、デジタル化、IT担当取締役であるDr.アストリッド・フォンテーンは、ベントレーの行っている厳重な予防措置に関し、次のようにコメントしています:
「厳しい状況の中で新しい年を迎えるにあたり、私たちは、対策を維持するだけでなく強化することに全力を尽くしています。従業員とその家族、地域社会の健康と安全、福祉は、常に当社の最優先事項であり、私たちが行ってきた様々な対策は、短期的に安全の確保に役立つだけでなく、ベントレーの今後の発展のための堅固な基盤となるでしょう。」
出勤が必要不可欠でない場合には在宅勤務を継続しており、4000人の従業員のうち約60%の人が在宅勤務をしています。これにより、施設内の密度をコントロールし、従業員の感染リスクを最小限に抑えることができます。
ベントレーは、学校閉鎖やロックダウンによる育児や家庭内教育の負担を、可能な限り軽減するような施策を始めています。子供を持つ従業員に対しては、よりフレキシブルな働き方を認め、必要に応じて家庭内教育を支援するためノートパソコンやWi-Fi環境を提供しています。ベントレーは、今後も、新型コロナにより影響を受けたすべての従業員への支援を続けていきます。
また、ベントレーは、地域社会に対する支援も強化しています。教育に関し支援を必要としている家庭のため、地元の学校へ30台以上のノートパソコンを提供し、従業員にも地域でのボランティア活動に積極的に参加するよう呼び掛けています。「Meals on 22 inch wheels」という独自のデリバリーサービスも行っており、支援を必要としている人々へ食品や医薬品などの生活必需品をベントレーの車両や支援車で届けています。
ワクチン配布のため多くのボランティアが必要となっていることを受け、ベントレーは多数の支援団体のパートナーとなるだけでなく、従業員にボランティア活動に参加することを推奨しています。