革新の一世紀:ベントレーS2コンチネンタル・フライングスパー
- ベントレーの歴史における記念碑的モデル:エレガントなS2コンチネンタル・フライングスパー
- 60年前に発売され、絶賛されたフラッグシップ4ドアサルーン
- 大幅に性能を向上させた革新的な2リッターアルミニウム製V8エンジンを搭載
- ラグジュアリー装備品としてプッシュボタン式ウインドーリフト、強化型エアコンディショニング、ウィンドーデミスターを装備
- 贅沢なグランドツーリングを提供する電動調整式ライドコントロールを装備
- ベントレーの革新への意欲は、2019年もブランドの代名詞
2019年はベントレーの創業100周年を記念する年ですが、さらにベントレーの歴史上のモデルにとっても記念の年となります。
S2コンチネンタル・フライングスパーは60年前に発売されたモデルで、発売後すぐに好評を博しました。このモデルは英国の高級車メーカーであるベントレーが、常にその限界を拡大させようと革新し続けているブランドであることを改めて思い起こさせます。
エレガントなS2には、出力を大幅にアップさせた全く新しいアルミニウム製V8エンジンを搭載していました。著しく出力を増大させたLシリーズの6.2リットルエンジンは劇的に性能を向上させましたが、1959年製のこのクルマには、その他にも電動調整式ライドコントロール、電気式リヤウインドーでミスタ、プッシュボタン式ウインドーリフトなど、他に類のない装備品も提供されていました。
S2コンチネンタル・フライングスパー – イノベーション&エレガンス
新型ベントレーS2コンチネンタル・フライングスパーは、1959年の発売当時、世界で最も豪華で革新的なサルーンの一台として絶賛されました。
S2に搭載された数々の最新装備は、当時最先端の技術を採用していました。コーチビルダーのH.J.マリナーの手で丹念に手作りされた美しいサルーンは、1920年代からS1まで続く6気筒ユニットを軽量アルミニウム製V8エンジンに換装していました。
革新的なLシリーズエンジンは、後にベントレーのアルナージやブルックランズといったモデルに搭載され、その確かな性能を証明しました。現在のベントレー・ミュルザンヌにも、その流れを受け継ぐ改良型エンジンが搭載されています。
革新的な高級車の象徴
コンチネンタルS2フライングスパーに搭載された当時最新のV8エンジンは、ベントレーの重厚なサルーンをより滑らかに走らせることができました。パワフルなこのエンジンは、英国製サルーンを究極のグランドツアラーへと変貌させました。
パワーステアリング、電動調整式ライドコントロール、フルオートマチック・トランスミッションを標準装備し、エンジン出力の向上により劇的に改善されたこのモデルは、1959年当時としてはより柔軟性の高いエアコンディショニングと究極のラグジュアリーを実現しました。
S2フライングスパーは極めて進歩的なモデルであり、電気式のリアウィンドウデミスターとプッシュボタン式ウインドーリフトを備えており、また新しいダッシュボードとステアリングホイールのデザインが他のモデルとは一線を画していました。このS2は、1959年~1962年の間に合計1,900台以上が手作業で製造されました。
2005年に発売したコンチネンタル・フライングスパーは、ベントレーの新時代の到来を告げる高級かつ高性能なモデルとなりました。このモデルは当時、世界最速の4人乗り乗用車でした。ベントレーの創業100周年を迎える2019年、今の時点でもフライングスパーはベントレーの将来の計画において極めて重要な位置を占めています。
ベントレーの一世紀
2019年7月10日、ベントレーは創業100周年を迎えます。この特別な偉業を成し遂げることができるのは、世界でもわずか数社のみです。この記念すべき機会を祝うため、1年間にわたって特別な催しが計画されており、世界中で記念イベントが開催されます。
S2コンチネンタル・フライングスパーも同じく記念日を迎え、過去百年にわたるベントレーの自動車の革新を改めて見つめなおし、今日の世界的な成功と将来のエキサイティングな未来を浮き彫りにします。