新型BENTLEY CONTINENTAL GT CONVERTIBLE: オープントップ最高峰のグランドツアラー
- 第3世代となる新型車は世界をうならせるグランドツアラーを作り続けてきたBentleyの技の結晶
- ルーフを開けても閉じてもしなやかで優美なスタイリングのエクステリア、くっきりとした逞しいラインがアクセント
- ハンドクラフトされた最高級の素材とインカーテクノロジーの融合でコネクティビティに優れた個性溢れるキャビン
- デジタル画面を隠すことができるBentleyローテーションディスプレイ
- エレガントなコンバーチブルルーフが19秒でオープン、現れるのはハンドクラフトされたラグジュアリーなキャビン
- 現代的な雰囲気をプラスしたツイードのコンバーチブルルーフを初採用
- 静粛性とスタイリング:Zパターンに折りたたまれる独自のルーフはよりスポーティなデザインで、ノイズも3デシベル低減
- 新型Continental GT Convertibleのキャビンは先代のクーペモデルにひけをとらない静粛さ
- オープントップのグランドツーリングをオールシーズン楽しむためのラグジュアリーな快適装備が充実
- 635 PSのW12エンジン、8速デュアルクラッチトランスミッション、最新式シャシーがもたらすパワフルな走りと優れたレスポンス
- ホワイトボディを20%軽量化、剛性を5%向上
- 0-100 km/h 3.8秒、最高速度333 km/h
- 日本での希望小売価格は28,180,000円(税込)
- 日本でのデリバリーは2019年第三四半期を予定
Bentleyは本日、新型Continental GT Convertibleを発表しました。設計、エンジニアリング、ハンドクラフトのすべてが英国で行われるこの新型車には、スタイリッシュでエレガントな世界最高のグランドツアラーを製作してきたBentleyの技のすべてが注ぎ込まれています。まさに、このラグジュアリーブランドの精髄、それがGT Convertibleです。
Bentley MotorsのAdrian Hallmark会長兼CEOはこう語っています。「視線を惹きつける優雅なアンダーステートメントと納得のエンジニアリング、新型Continental GT Convertibleが持つ桁外れの実力は唯一無二であり、この誇り高き英国ブランドでなければ生み出せないものです」
「当社は1919年の創業以来、最上級のグランドツアラーを製作し続けてきました。創業100周年に向けて人気のシリーズに仲間入りするのがContinental GT Convertibleであり、ラグジュアリーブランドの技術の粋を集めた世界最先端かつ最強のモデルです」
どっしりとした気品あるエクステリアのスタイリングはハンドクラフトされた精緻なキャビンと調和し、そのキャビンは最高品質のレザーや、環境に配慮して調達したウッドパネルで彩られています。
このモデル専用のコンバーチブルルーフは50 km/h以下で走行中は、わずか19秒で開閉できます。ルーフの操作はボタンに触れるだけ。Continental GT Convertibleがラグジュアリーなクーペからオープントップのグランドツアラーへと変身します。ファブリックルーフのカラーは7種類。伝統的な雰囲気のツイードが初めて加わりました。
新設計のネックウォーマーは温かさ、静かさともに先代より向上。ヒーター付きコンフォートシートにシームレスに組み込まれ、電動ヘッドレストまわりに快適なエアフローをもたらします。新しいネックウォーマーではクロームのセンターベーンがスタイリングのアクセント。ダクトの幅いっぱいに取り付けられたベーンがBentley特有のブルズアイベントを彷彿とさせます。ネックウォーマーに加え、ステアリングホイールヒーター、シートヒーター、新設計のアームレストヒーターといった充実の快適装備で、どんなシーンでも至高のドライビングを満喫できます。
胸躍るパフォーマンスでオープンエアの開放感をさらなる高みへと誘う新型Continental GT Convertible。エンジンはパワフルなBentley 6.0リッターW12、これに8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせました。 [WLTPモード:燃費 – 14.0 L/100 km(コンバインド)、CO₂(コンバインド) – 317 g/km。NEDCモード換算値:燃費 – 12.4 L/100 km(コンバインド)、CO₂(コンバインド) – 284 g/km]
この新設計パワートレーンには最新のエンジンマネジメント技術を採用。最高出力635 PS、最大トルク900 Nm、0-100 km/hは3.8秒、最高速度333 km/hを誇ります。
新型Continental GT Convertibleはテクノロジーの採用方法の点でも、Bentleyらしさが大きく進化したことを示しています。数々の革新的技術の中でも注目すべきは、ドライバー視点で完全デジタル化された高度なインストルメントパネルとBentleyローテーションディスプレイです。ローテーションディスプレイは3面ユニット。シンプルなウッドパネルの面が回転すると、12.3インチの高性能タッチスクリーンの面や優美な3つのアナログメーターの面が現れます。デジタル画面に疲れたら、いつでもウッドパネルやアナログメーターに切り替えできます。
洗練された気品溢れる新型Continental GT Convertibleが風を感じる最高にラグジュアリーなグランドツーリングを叶えます。
さりげないエレガントさに溶け込むパワーとスタイル
第3世代のContinental GT Convertibleは従来モデルのエレガントさとスタイルを踏襲したBentleyらしさ溢れるクルマです。新設計のボディと新素材の採用によってどっしり感とシャープさがアップし、ルーフを開けたときも閉じたときも、この上なく美しい姿を見せてくれます。
このコンバーチブルのどっしりとした印象は、先代モデルよりもフロントホイールを135 mm前方に配置したことで生まれたもの。必然的にボンネットが長くなり、ノーズが低くなりました。クーペモデルから受け継いだ大胆なパワーラインは健在で、逞しいリアハンチに向かって流れるように延びています。
Continental GT Convertibleのライトには最新のLEDマトリクス技術を採用しました。
ヘッドライトで注目すべきはその秀逸なデザインです。イメージしたのは最高級のクリスタルガラス。ヘッドライトの内側は透明で、そこに設けられたシャープなエッジがダイヤモンドのように光を捉えます。
それはまるできらきらと輝く宝石そのもの。オプションのウェルカムライト機能を設定すれば、クルマに近づくにつれてヘッドライトが徐々に明るくなり、その効果が一層際立ちます。テールライトも同様にクリスタルをイメージしたデザインで、立体感あふれる光を演出します。
新型Continental GT Convertibleには21インチ5本トリプルスポークホイールが標準装備されます。オプションとして10本スポークホイールと22インチ5本オープンスポークホイールもご用意しています。これら3種類のホイールでは、ポリッシュ仕上げとペイント仕上げを10種類からお選びいただけます。
ボディカラーはBeluga、Onyx、Portofinoを含む17色。オプションカラーも充実しているほか、フルオーダーのカラーマッチングサービスもご利用いただけます。7色のルーフカラーとのコーディネートをお楽しみください。
ハンドクラフトされたラグジュアリーなキャビン
新型Continental GT Convertibleのエレガントなルーフを開け放てば、気品溢れるインテリアが現れます。そこには天然素材を活かすBentleyならではの技術が注ぎ込まれています。
最高品質の天然レザーをはじめ、環境にやさしい方法で入手したKoaやDark Fiddleback Eucalyptusなどの希少なウッドパネルまで、まさに職人技の結晶から生まれたキャビンです。1台に使用される木材は10平方メートル以上。個性溢れるデュアルウッドパネルもご用意しています。ポリッシュ仕上げの木製ステアリングホイールもお選びいただけます。
ダッシュボードはBentleyのバッジの形状を模して、長い翼が左右にすっと延びたような独特のデザインです。ルーフライニングはRed、Blue、Magnoliaを含む8色からお選びいただけます。
センターコンソールはロアフェイシアに合わせた仕上げとなっていますが、新しい仕上げ方法もお選びいただけます。スイス製の最高級機械式腕時計の地板などに施され、コート・ド・ジュネーブと呼ばれている繊細な装飾から着想を得ました。厚さ0.6 mmのアルミニウムに機械加工で刻み込まれるのは左右方向の線状模様です。角度をつけて刻まれた線状模様はひとつが幅5 mm、わずか0.5 mmだけ盛り上がった模様が立体感を演出します。
Continental GT Convertibleのインテリアは目を愉しませてくれるだけでなく、贅を凝らした新しいタイプの仕上げで触り心地を味わうこともできます。一部のスイッチやコントロール類には、従来の機械式ローレット加工に代えてピロー式ローレット加工を採用し、より柔らかく洗練された手触りとしました。また、ダイヤモンドローレット加工を施した箇所には繊細かつ立体的なカット模様でラグジュアリーさをプラスしました。
コンフォートシートは20通りに調節可能で、その快適性と洗練性で業界の新基準を示します。シート中央部はベンチレーター、ヒーター、マッサージの各機能を最大限に利用できるようシンプルなデザインとなっていますが、調節式ボルスターには従来通りBentley独自のキルト模様をあしらいました。ハンドクロスステッチもお選びいただけます。
新型Continental GT Convertibleには3種類のオーディオシステムをご用意しました。
標準装備のシステムは650W、10スピーカー。一方、Bang & Olufsenのシステムは1500W、16スピーカーで照明付きスピーカーグリルを備え、BeoSonicシステムを自動車で初採用。ワンタッチ式ユーザーインターフェースでシンプルかつ直感的なトーン設定が可能です。
真のオーディオ愛好家の皆様には、2200W、18スピーカーのNaimシステムをご用意しています。フロントシートにアクティブバストランスデューサーを内蔵し、サウンドモードは8種類からお選びいただけます。
運転席に座ると、新型Continental GT Convertibleのテクノロジーの進化に改めて目を奪われます。ドライバー視点で設計されたインストルメントパネルは完全デジタル化され、ドライバー自身が設定を変更できます。
Bentleyローテーションディスプレイではデジタルディスプレイとアナログメーターのどちらかお好きな方を選んでドライブを楽しめます。乗り込んだ瞬間は、ダッシュボード中央に画面は見えません。目に入ってくるのはダッシュボードに途切れなく配置されたウッドパネル、そしてステアリングホイールの向こう側に細いクロームベゼルで縁取られたデジタルインストルメントディスプレイです。
エンジンスタートボタンを押すと、ダッシュボード中央のウッドパネルが静かに前方にスライドして回転し、Bentleyによって設計された優美な12.3インチの高画質デジタルMMIディスプレイが現れます。このディスプレイはBentley史上最大のタッチスクリーンで、ユーザーが設定可能なホーム画面には3つのウィンドウを表示できます。例えばナビゲーションとメディアとテレフォンといった具合に、ドライバーが好む機能を3つ選んで表示することが可能です。ユーザーインターフェースはモバイルフォンによく似たデザインで、迷わず直感的に操作できるメニューで構成されています。
Bentleyローテーションディスプレイの3つ目の面にはエレガントなアナログメーターが3つ設けられ、外気温とコンパスとクロノメーターが表示されます。受け継がれてきたデザインを革新的に生まれ変わらせるこのような手法は、過去と未来に思いをはせるBentleyの得意とするところです。ユーザーはデジタルディスプレイ、アナログメーター、すっきりと落ち着いたウッドパネルのどれでも好きな雰囲気のキャビンで過ごすことができます。
新型Continentalは、ドライバーや乗員に絶えず必要な情報を提供する機能も充実しています。車内でApple製デバイスを使用するときは、USBポートに接続するだけのApple CarPlayが簡単便利です。
豊富な選択肢、ツイードのコンバーチブルルーフも仲間入り
新型Continental GT Convertibleでは、エクステリアカラー、レザー、ウッドパネル、ライフスタイルに合わせた選択肢など、パーソナライゼーションがこれまで以上に充実し、可能性はほぼ無限大です。
エクステリアカラーは標準カラーパレットだけでも17色あり、オプションを含めると最大70色の中からお選びいただけます。豪華なカーペットは15種類、ハンドクラフトされるウッドパネルは8種類(デュアルウッドパネルは4種類)、インテリアを彩るレザーは15種類あり、贅を尽くした仕上がりをお客様ご自身でご指定いただけます。
ルーフカラーは7種類。英国伝統のツイード模様に現代的なエッセンスをプラスしたカラーも初採用しました。他にBlack、Blue、Claret、Greyなどをご用意しています。インテリアのルーフライニングはNew Red、Magnoliaなど8色からお選びいただけます。
Zパターンに折りたたまれる独自のルーフシステムは、洗練性とパッケージングの両面における大幅な進化の証です。シーリングシステムを改善させ、遮音対策を施したルーフのおかげで、一般的な巡行速度でのノイズは先代モデルより3デシベル低減しました。
シーリングシステムの改善と遮音対策に加え、ルーフの防音材と作動装置の組み合わせを一新し、先代のContinental GT Coupeにひけを取らない静粛性を誇るコンバーチブルグランドツアラーが生まれました。
新型車の発売に合わせ、テクノロジーに注目したオプションパックも2種類発売されます。市街地走行用のシティスペシフィケーションと長距離走行用のツーリングスペシフィケーションです。どちらもお客様に快適にお過ごしいただくことを目指して設計しました。
シティスペシフィケーションには、ハンズフリートランクオープニング、歩行者警告、道路標識認識、シティブレーキングシステム、トップビューカメラが含まれます。
(日本仕様は異なる場合があります。)ツーリングスペシフィケーションには、トラフィックジャムアシスト付きのアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、ヘッドアップディスプレイ、赤外線カメラ搭載のナイトビジョン、プリセンスブレーキが含まれます。(日本仕様は異なる場合があります。)
このクルマのスポーティなルックスをさらに引き立てたい場合は、Mullinerドライビングスペシフィケーションをお選びいただけます。22インチの軽量鍛造合金ホイール、印象的なダイヤモンド・イン・ダイヤモンド模様のキルト、Bentleyのエンブレム刺繍、ウッドパネルのオプション、ジュエルフューエルフィラー、スポーツペダル、エンボス加工のレザーヘッドライナーなどをご用意しています。さらに、前後席のステッチやトレッドプレートのカスタマイズも可能です。
Bentleyの他のモデルと同じくContinental GT Convertibleも、Bentleyの注文製作部門であるMullinerにゆだね、熟練した専属の職人の手で希望を叶えてもらうことも可能です。
圧的なパワー:Bentleyの鼓動
新型Continental GT Convertible発売時に搭載されるのは、Bentleyが誇る
6.0リッターW12 TSIエンジン。英国クルーで設計、開発、ハンドビルドされる世界最先端の12気筒エンジンです。
新しいパワートレーンには最新のエンジンマネジメント技術を採用しました。ソフトウェアが毎秒3億回の計算を実行します。最高出力635 PS、最大トルク900 Nmを発生し、0-100 km/hは3.8秒、最高速度は333 km / hを誇ります。
W12 TSIは、高圧直接燃料噴射と低圧噴射を組み合わせたエンジンです。2種類の噴射方式を組み合わせることで、大幅な燃費向上、微粒子排出量の低減、出力とトルクの最適な伝達を可能としました。[WLTPモード:燃費 – 14.0 L/100 km(コンバインド)、CO₂(コンバインド) – 317 g/km。NEDCモード換算値:燃費 – 12.4 L/100 km(コンバインド)、CO₂(コンバインド) – 284 g/km]
新エンジンには、スタートストップテクノロジーが採用されています。Bentleyが他社に先駆けて採用したこの技術では惰性走行も可能です。車両が静止しているときだけでなく、停止しそうな速度のときもエンジンが止まります。
Bentleyの可変シリンダーシステムは、一定の条件下でエンジンの半分の気筒を休止します。指定の気筒において、吸気バルブと排気バルブ、燃料噴射、点火などがすべて休止し、6気筒エンジンとして稼働するため、効率向上につながります。
トルクコンバーターに代わって新規採用されたデュアルマスフライホイールも特筆すべきポイントです。ドライブラインの振動を抑制して最適かつスムーズにパワーを伝達し、ラグジュアリーな走りを叶えます。
8速デュアルクラッチトランスミッションは、Continental GTの持ち味である滑らかな加速とこの上なくスピーディなシフトチェンジに加え、12.4 L/100 kmという燃費性能にも貢献しています(NEDCコンバインド)。
アクティブ全輪駆動システムも一新しました。従来は前後のトルク配分が40対60でしたが、新型車では走行状況に応じて前後のトルク配分が変化します。
グランドツアラーの比類なき乗り心地とハンドリング
第3世代となるContinental GT ConvertibleにはBentleyダイナミックライドを搭載。この先進的な48Vコントロールシステムで他と一線を画す車両制御を実現します。このシステムによって各アクスルのアンチロールバーにある電子アクチュエーターを制御・調整し、ハンドリングと乗り心地を向上させるだけでなく、一段と軽やかで正確な走行フィールをもたらします。
Bentleyダイナミックライドがコーナリング時のロールを即座に抑え、タイヤの接地性を最大限に確保し、クラストップの乗り心地と圧倒的なハンドリングを両立します。
従来のアンチロールバーでは車体制御のために乗り心地が犠牲になることがありましたが、状況に応じて反応するBentleyのシステムでは、ねじれ抵抗を変化させることでContinental GT Convertibleのダイナミックな走行を可能とし、どんなときも乗員の快適さが損なわれることはありません。48Vシステムの採用により、静かな作動、瞬時の反応、そして十分なパワーが得られ、あらゆる路面に対応できます。
ドライブモードはBentleyドライブダイナミクスコントロールで切り替えます。COMFORTモード、BENTLEYモード、SPORTモードがあり、選択したドライブモードに応じて、サスペンション、エンジン、ギアボックス、その他のシャシーシステムが調節されます。ドライバーの好みの設定にカスタマイズも可能です。
新型Continental GT Convertibleのエアサスペンションには3チャンバーエアスプリングを採用しています。最もソフトな設定では先代モデルより60%以上も多い空気量を確保できます。これにより、Bentleyのエンジニアがサスペンションの調整範囲を広げることが可能となり、乗り心地とダイナミックな走りが向上しました。このシステムは、ドライバーが選択したモードに応じ、スポーツ走行向きの硬めのバネ設定から贅沢なリムジンのような洗練された乗り心地まで、幅広く対応します。
この卓越したハンドリングを支えるため、Continental GT Convertibleのホワイトボディは先代モデルよりも一層堅牢で軽量な構造となっています。プラットフォームにアルミニウムと高張力鋼を合理的に採用したため、ねじり剛性の5%向上とホワイトボディの20%軽量化を達成しました。
Continental GT Convertibleには電動パワーアシストステアリング(EPAS)も搭載されています。この新システムでは、ドライバーへのフィードバックが改善された一方、路面からの不快な振動などは遮断されています。ステアリングシステムには可変ラックレシオを採用し、大きな操舵角での応答性を高めて操縦性をアシストするとともに、高速の優れた安定性も確保します。
もう一つの重要な機能は、ダンパーの力を絶えず調整して最適な乗り心地を確保する最新式の連続可変ダンピングコントロール(CDC)です。このシステムは、車速を常に計測しながらコーナー毎に各ホイールと車体との距離を測定するとともに、バネの空気量も適宜調節し、快適性と操縦性のバランスを最適化します。フロントアクスルとリアアクスルは両方とも軽量アルミ構造で、前後にマルチリンク式を採用しています。
ブレーキシステムは、これまでBentleyに装着された中で最もパワフルな鋳鉄製ブレーキで、使用されているピストンは全部で28個。420 mmのフロントブレーキディスクは2ピース構造で、鋳鉄製のフリクションリングとアルミニウム製の取付ベルを備えています。フロントキャリパー1つにピストン10個、リアキャリパー1つにピストン4個。リアブレーキディスクは380 mmのシングルピースです。このサイズのブレーキは繰り返し使用しても信頼性の高い制動力が得られ、200 mph以上で走行するスポーティなグランドツアラーにとって欠かすことができないブレーキ性能です。
BentleyとPirelliは、新型Continental GT Convertibleの設計当初から、このクルマ専用のタイヤを共同開発してきました。開発された専用タイヤはPirelli P Zero。ダイナミックな走行性能を向上させるため、前後アクスルにサイズの異なるタイヤを初めて装着しました。このタイヤの開発中、PirelliのエンジニアはBentleyの担当者と一体となり、性能と快適性を完璧なバランスで両立できるまで、走行テストとタイヤパッケージの改良を繰り返しました。
最新のコンパウンドを材料に使用することで、タイヤがドライバーの操作に一層ダイレクトに反応し、バランスと伝達性に優れたダイナミックな走りをもたらします。
Bentleyに装着されたP Zeroタイヤには、ロードノイズのキャビンへの侵入を抑制するPirelliノイズキャンセリングシステムも採用されています。最新のP Zeroタイヤでは転がり抵抗も低減されているため、路面との摩擦が小さくなっていますが、グリップ性能は犠牲になっていません。その結果、ウェットグリップ、ドライグリップともに一段アップし、ハイドロプレーニング現象のリスクが大幅に減少しました。
新型Continental GT Convertibleの日本での希望小売価格は28,180,000円(税込)で、デリバリーは2019年第3四半期を予定しています。