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マリナー製作の「ミュルザンヌW.O.エディション」: 特別な足跡を刻む比類のないクルマ
  • 100周年を記念してミュルザンヌのリミテッドエディションを100台限定生産
  • 創業者O.ベントレーが1930年に最後にデザインしたモデルへのオマージュ
  • O.自身の所有車両のクランクシャフトの薄片が飾られた希少なミュルザンヌ
  • 英国製自動車の黄金時代にインスパイアされ、マリナー部門がデザイン
  • 2019年のベントレー創立100周年を記念する真のコレクターアイテム
  • 828日、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスにて一般公開
  • このリミテッドエディションに関する映像はウェブサイトをご覧ください:BentleyMotors.com/MulsanneWOEdition

ベントレー・モーターズは、美しいビスポークの特別なミュルザンヌの限定車を発表します。マリナー部門の手による「ミュルザンヌW.O.エディション」は、ベントレーの創業者に敬意を表し、すべての個体にベントレーの歴史の実物の一部が添えられています。

ミュルザンヌの100台の限定車の室内には、数十年前にW.O.ベントレーが個人で所有していた8リットル・モデル(1930年に彼がベントレー・モーターズで最後にデザインしたモデル)に搭載されていたオリジナルのクランクシャフトから切り出した薄片が飾られています。

2019年のベントレー創立100周年を迎えるにあたり、マリナー部門のデザイナー達は、新しい「ミュルザンヌW.O.エディション」のイメージを固めるため、過去99年間にわたる非凡な英国の自動車の歴史を振り返りました。そうすることで、彼らは真のユニークなコレクターアイテムを生み出しました。

「ミュルザンヌW.O.エディション」は、お客様の好みに応じて、ミュルザンヌの3つのモデル・バリエーションのいずれかを指定することができます。主な特徴は、ヴィンテージカーの風格を反映したヘリテージ・ハイドのカラースプリット・インテリア、エレガントなベルーガ・ブラック・ホイール、そしてアームレストに組み込まれたW.O.自身の所有した8リットル・モデルのクランクシャフトから切り出した薄片が飾られた素晴らしいカクテルキャビネットまたはボトルクーラーなどです。

この特別限定モデルは、8月下旬に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで一般公開され、ベントレー創立100周年を迎える2019年に発売されます。

マリナー部門製作のミュルザンヌ W.O. エディション – 歴史の一片

マリナー部門が製作する「ミュルザンヌ W.Oエディション」は、英国製自動車の「黄金時代」といわれる時期に製造された8リットル・モデルにデザインのヒントを得ています。このマリナーの手造りによるモデルは、わずか100台の限定生産となります。

インテリアには1930年代の贅沢な生活スタイルにインスピレーションを受けた美しさが表現されており、その要と言えるのがマリナー製照明付きカクテルキャビネットです。その手製のユニットには8リットル・モデルの幾何学的なフロント・マトリックス・グリルとヘッドライトを象嵌模様で描いたディスプレイ用の窓があり、その内部には、W.O.ベントレー自身が所有した8リットル・モデルから切り出したクランクシャフトの薄片が飾られています。
機械加工の金属製ディスプレイケースのすぐ下には、ベントレーの工芸品の貴重さを記した銘が刻印されています。

象嵌模様の作成には、何種類ものベニアや素材を使用しています。4種類の木材がコントラストと深みを与え、ハイライト部分やシグネチャー、幾何学パターンにはアルミニウムを使用しています。それぞれに平行に走るダイヤモンド風の縁取りが、アールデコの雰囲気を出しつつも現代的な外観を作り出しています。作品としての仕上げにW.O.の署名が記されます。
ファイアーグロー・ヘリテッジとファイアーグロー・ハイドを使用した贅沢なインテリア・カラー・スプリットに、ベルーガ・ハイド・ディテーリングとブラインド・ステッチ仕上げが施されています。マイナーゲージ・パネル、ステアリングホイール・リムおよびその他の領域に、ダーク・ステイン・バール・ウォールナット・ベニアを使用しています。

このミュルザンヌには、ファイアーグロー・ラムウール・ラグ、ガラス・タンブラー、リアドアのプライバシー・カーテン、リアシート・エンターテイメント・システムが装備されています。

「ミュルザンヌ W.O. エディション」は、オニキスのペイントワーク(ご要望により豊富なカラー・パレットから他の色を指定することもできます)、クローム・ボンネット・ストリップ、オプションのクローム・ラジエータ・シェル&グリル、その上の優雅なフライングBマスコットによって、圧倒的な存在感を示します。ロア・バンパーにはW.O. Bentleyシグネチャー・バッジが控えめに記されており、セルフレベリング・ホイールセンターとドア・トレッドプレートには特製100周年記念バッジが飾られています。

「ミュルザンヌ W.O. エディション」は、お客様のご希望に応じてミュルザンヌの3つのモデル・バリエーションのいずれかを指定することができます。各モデルとも、ベントレーの革新的技術とクラフツマンシップによる真の上質さを備えています。ベントレーのフラッグシップ・モデルは世界で最も高級なハンドメイド・カーであり、究極のラグジュアリーと他を圧倒するパフォーマンスを兼ね備えています。
*日本仕様の「ミュルザンヌW.O.エディション」は一部装備内容が異なります。

ベントレー8リットル – W.O.ベントレーがデザインした最後のモデル

ベントレーの8リットルは、W.O.ベントレーによる最高級グランド・ツアラーです。1930年に発売されたこのモデルは、ベントレー・モーターズで彼がデザインした最後のクルマとなりました。

このクルマは当時、最も大きく最も豪華なベントレーであり、英国のどのクルマよりも強力なエンジンを搭載していました。排気量7,983ccの直列6気筒エンジンは、驚くべきパフォーマンスを発揮しました。
W.O.は8リットルについて次のように語っています:
「私はいつも、時速100マイルで極めて静かに走ることができるクルマを作りたいと思っていました。そしてついに、私たちは実現させたのです。」

もともと「GK 706」で登録されていたW.O.の8リットルは、生産ラインを2番目に出たモデルで、彼個人が所有するクルマになりました。彼はHJマリナーに、12フィートのショート・ホイールベースのシャシーにサルーン・ボディを組み付けるよう依頼しました。しかしW.O.は、1931年に彼の最愛の車を売ることを余儀なくされたのです。

そのクルマは2006年にベントレー・モーターズに買い戻され、オリジナルのクランクシャフトの交換をするなど、念入りにレストアされました。このときのクランクシャフトから切り出した薄片が、新型ミュルザンヌW.O.エディションに象徴として組み込まれたのです。

W.O.の所有した8リットル・モデルは、それ以来、ベントレーの創業者の伝統に従って、代々続くベントレーCEOのための象徴的な「社用車」となっています。このクルマは現在、英国・クルーの本社に設けられたベントレー・モーターズ・リニエージ・エキシビジョンを代表する展示品となっています。

ベントレーの世紀 - 100年の偉業

1919年、ウォルター・オーウェン(W.O.)ベントレーは、「速い車、優れた車、クラス最高の車」を作る、というシンプルな目的で会社を設立しました。それ以来、この言葉を指針としてベントレーは成長し、ブランドを押し上げ、世界一の高級車の名声を獲得するに至っています。

2018年7月10日、ベントレーの100年目の始まりと、2019年に迎える100周年に向けてカウントダウンを開始しました。この特別な、そして企業として世界でも稀な記念日は、ベントレーの歴史と今日の世界的な成功を祝う日となります。