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テクノロジーがもたらす静謐さ: BENTLEY BENTAYGA HYBRIDを発表
  • 世界初のラグジュアリーハイブリッド
  • 未来を見据えたテクノロジーが支える静かな走り
  • Bentleyの電動化戦略の第一歩
  • 先進的な電気モーターと新設計のV6ガソリンエンジンを搭載
  • バッテリーを2.5時間で充電可能
  • 電気のみの航続距離は50 km超(NEDCモード)
  • NEDCモードにおけるCO2排出量は75 g/km
  • Philippe Starck氏デザインによる魅力的な充電ボックス「パワードック」
  • コネクテッドカーサービスでリモートバッテリー充電が可能
  • 日本における導入時期、価格は未定

Bentleyは本日、世界初となるラグジュアリーハイブリッドモデルの詳細を発表しました。Bentayga HybridはBentleyの完全電動化戦略の第一歩となるモデルであり、電気モーター走行の静粛性に加え、この上ない快適性とエフォートレスなパフォーマンスをも併せ持ちます。

電気モーターとエンジン、それぞれの長所を活かすべく、この新型プラグインハイブリッドでは先進的な電気モーターにパワフルかつ高効率な新世代V6ガソリンエンジンを組み合わせました。世界最高レベルのラグジュアリーを誇るSUVのハイブリッドモデルは、Bentley史上最も効率性に優れ、CO2排出量は75 g/km(新欧州ドライビングサイクル [NEDC] モード)に抑えられています。

Bentayga Hybridの乗り心地はもちろんBentleyそのものであり、英国ラグジュアリーブランドに期待される高い洗練性、エフォートレスなパフォーマンス、静謐なキャビンをお約束します。このクルマが体現するのはラグジュアリーカーの未来、都会だけでなくどんな場所でも穏やかさと静けさに満ちたオアシスとなってくれるクルマです。

Bentley Motorsの新たな会長兼CEOに就任したAdrian Hallmark氏はこう語っています。「電動化への第一歩となるBentayga Hybridには、Bentleyが継承してきた伝統的な価値観と最新技術とが融合しています。郊外ではエフォートレスなパフォーマンスを、そして都会ではエミッションゼロの静かな走りをといった具合に、エンジンとモーターのそれぞれのメリットをユーザーの皆様に享受していただくことは、世界各地で規制基準が強化されていることを考えますと、今後ますます重要となっていくことでしょう」

「Bentleyがこれまでも先達的な存在であったように、Bentayga Hybridもラグジュアリーハイブリッドという新たなカテゴリーを確立し、持続可能な電動化の未来に向け、Bentleyを導きます」 Bentayga Hybridの受注開始は市場によって異なりますが、2018年後半を予定しております。

一歩先行く体験をもたらすインテリジェントなテクノロジー

Bentayga Hybridの心臓部となる2種類の動力源は、高効率な電気モーター(Eモーター)と新設計の3.0リッターV6ターボチャージャーガソリンエンジンです。ジェネレーター(発電機)の役割も兼ねるEモーターがシームレスなドライビングをもたらし、電気だけで十分な走行距離をカバーします。

ハイブリッドモデルの登場により、ラグジュアリーなBentaygaシリーズのバリエーションも広がります。Bentayga HybridにはW12モデル、V8ディーゼルモデル、V8モデルが用意され、どのエンジンでも確かな走りを実現するフルタイム四輪駆動とオンロード走行向けの4種類のモード、SPORT、BENTLEY、COMFORT、CUSTOMが搭載されます。

オートマチックスタート&ストップスイッチは、3種類のEモードを切り替えるコントロールスイッチに置き換わり、このスイッチでEVドライブ、ハイブリッドモード、ホールドモードを選べます。これにより、ドライバーは走行中のバッテリーの使用を管理できます。

Bentayga Hybridでは、ドライバーに伝達されるべき情報もこれまでとは異なります。そのため、インフォテイメント画面とドライバーインフォメーションパネルを見直してEモーションと呼ばれる情報を追加し、パフォーマンスや燃費や動力源のデータを表示できるようにしました。

エンジン回転数を示す従来のタコメーターはダイヤル表示に置き換わり、完全なEV走行であることや、エンジンが作動しているときはエンジン回転数が表示されるようになっています。水温計の代わりにはバッテリー状態を示すダイヤルが表示されます。

インフォテイメント画面にはEモード3種類のエネルギーフローが表示されます。バッテリーに蓄えた電力で駆動しているのか、内燃エンジンで駆動しているのか、エネルギーを回収してバッテリーを充電しているのかを確認できます。

このクルマでは効率性を最大限に高めるため、衛星ナビゲーションから受信したデータを基に、走行シーンに合わせて電気モーターとエンジンとを最適に使用できるように計算が行われます。ナビゲーションシステムに目的地を入力すると、車両にコマンドが送信され、各走行シーンで適切なEモードが自動的に選択されます。バッテリーの電力を最も効率的に利用できるよう計算は絶えず行われ、都市部に進入したときなど、最も有効と思われるシーンで電気エネルギーが蓄えられます。目的地に到着した時点で充電量がゼロになるように自動計算することで、全体的な効率性が最大限に向上します。

最新のコネクテッドカーサービス「MyBentley3」にはハイブリッドモデル専用の機能も多数導入されます。リモートバッテリー充電、リモートヒーター&クーラー、ビークルステータスリポートなどをスマートフォンのアプリから利用できます。

Bentleyは、手軽に充電できることを最優先課題とし、Bentayga Hybridを従来のクルマと同じように扱っていただけるように考えました。充電したいときは、スマートフォンからリモート操作したり、クルマの充電口から直接充電したりできますし、充電状態と充電プログラムはMMIドライバー画面やユーザーのスマートフォンアプリで確認できます。

他にも、最寄りの充電ステーションやユーザーが指定した検索条件に合った充電ステーションを見つけ、ナビゲーションシステムの目的地としても設定できる「充電ステーションファインダー」アプリや、乗車時にキャビンが最適な温度になるようヒーターやクーラーを自動的に作動させることができる「マイキャビンコンフォート」アプリなどが用意されています。

Bentayga Hybridの充電口は、通常の給油口とは反対側にあります。この充電口を利用し、家庭用コンセントや公共の充電施設から充電ができます。充電に必要なケーブルは、リアラゲッジコンパートメントに設置されている専用のバッグの中に入っています。

電力による航続距離はNEDCモードで50 kmを超え、家庭用コンセントの場合は7.5時間でフル充電できます。ただし、自宅に充電設備がある場合、フル充電時間はわずか2.5時間です。

機能美あふれるBentley by Starck パワードック

Bentleyは有名なデザイナーであるPhilippe Starck氏と協力し、Bentayga Hybridのユーザーに向けた秀逸な充電ユニット「Bentley by Starckパワードック」を製作しました。

BentleyとStarck氏とのこだわりが感じられるこの充電ユニットには、エレガントさとサステナビリティを兼ね備えた素材が採用されています。スタイリッシュな外観にはプレス加工したエコリネン生地と植物由来の熱硬化性樹脂を用い、正面のドーム型は熱間加圧鋳造したアルミニウムで形作りました。

優雅で無駄のないデザインの「パワードック」に充電用ケーブルをすっきりと収納し、自宅で安全に保管することができます。この「パワードック」があればハイブリッドの充電をラグジュアリーな気分で楽しむことができる上、機能美あふれるアート作品としての価値も十分です。

Bentayga Hybridのユーザーは、Starck氏が生み出した逸品の手触りと美しさを味わいながら自宅で気軽に充電し、常にフル充電の状態でのお出掛けが可能となります。

革新的な各種装備と最先端技術

各種ドライバーアシストシステムおよびインフォテイメントの各機能によって安全性、快適性、利便性の向上を目指したBentayga Hybridは、画期的な最先端のSUVです。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)とトラフィックアシストにより、ドライバーは先行車との車間距離を一定に保つことができます。プレディクティブACCはナビゲーションデータおよび各センサーと各カメラを使い、次のコーナーや街の境界線、制限速度が変わることなどを予測し、状況に応じて車速を増減することで快適性と燃費を向上させます。

Bentayga Hybridには、都市部を走行するときに便利なドライバーアシスト機能が豊富に揃っています。各種道路標識を検出してドライバーに表示する道路標識認識システム、駐車スペースからバック発進する際に後方を横切る車両等がないかレーダー技術で検出するリア・クロッシング・トラフィック・ウォーニング、カメラ4台を使って車両全周囲の画像を表示するトップビューなどを組み合わせ、使い勝手の良さを高めました。

パークアシストも搭載されています。適切な駐車スペース(縦列駐車および並列駐車)を検出した後、狭い場所などでも自動操舵によって駐車の際のハンドル操作をサポートします。

他にも、赤外線技術で前方の障害物を認識するエレクトロニックナイトビジョンや、ドライバーの視線移動を軽減して安全性を向上するヘッドアップディスプレイなどの革新的システムが搭載されています。

Bentaygaのインフォテイメントシステムは8インチのタッチスクリーンを装備、クラストップのナビゲーション技術と60GBのハードドライブを備え、30カ国語に対応します。

後席乗員向けのBentleyエンターテイメントタブレットも搭載されています。この10.2インチの脱着式Android端末は4G、WiFi、Bluetoothに対応し、車内で簡単に高速通信を利用できます。(日本では未導入)

Bentayga Hybridでは3種類のオーディオシステムをご用意しました。Bentleyスタンダードオーディオ、Bentleyシグナチャーオーディオ、Naim for Bentleyプレミアムオーディオから選択できます。中でもNaim for Bentleyプレミアムオーディオは、このセグメントで最高の1950Wという出力を誇り、18スピーカーとスーパーツイーターを装備、可聴周波数の上限までもこの上なく忠実に再現します。

彫刻のようなフォルム、シャープなライン、優美な仕上がり

Bentayga Hybridのホイールアーチとフェンダーとボンネットが、バランスの取れたスポーティさとSUVらしい佇まいを形作ります。

Bentley独特のくっきりとしたパワーラインと逞しいリアハンチによってサイド形状はぐっと引き締まった雰囲気。自動車業界では最大となるアルミの一枚板を採用していることも特長のひとつです。大型のマトリックスグリルやBをかたどったウィングベントなど、Bentleyのトレードマークともいえる装備が、Bentaygaにモダンでダイナミックでエレガントな印象を与えます。

一方リアは、区切りのあるデザインのテールライトの中に、一目でBentaygaだと分かるようなBの形に光るグラフィックを採り入れ、暗闇でも目を引くスタイルに仕上げました。

Bentley史上最高の効率性を誇るこのモデルは、エクステリアに採用された様々なスタイリングエッセンスからも、すぐにBentayga Hybridだと分かります。フロントドアの下方とテールゲートには銅のようなカラーをした「Hybrid」バッジを装着し、ホイールセンターとBentleyバッジにはカッパー(銅)仕上げを施すことで、Bentaygaに搭載された新たなパワートレインの電気走行性能を主張しました。トレッドプレートのインサートにも「Hybrid」の文字が刻まれています。

Bentley本社でハンドクラフトされる世界最高級のキャビン

Bentayga Hybridのキャビンに足を踏み入れると、そこは世界最高級のカーインテリア。手作業で製作されたウッドパネルとレザーが室内のそこかしこに散りばめられ、精緻な造り込みによって完璧な世界が表現されています。

金属、ウッドパネル、レザーといった素材の細部にまで及ぶこだわりは、英国モダンラグジュアリーそのものであり、クルー本社で働く職人達の卓越した技がなければ創り出すことはできません。

Bentaygaのコクピットを見ると、優美なウッドパネルに寸分の狂いもなく金属部品がはめ込まれ、その高級感と精巧な作りが新たなスタンダートを築きます。ダッシュボードは、有名なBentleyウィングの形からインスピレーションを受けたデザイン。美しく仕上げたダッシュボードの優雅なラインがドアからドアへ、インストルメントクラスターの上部へ、下方のセンターコンソールへ、助手席側のフェイシアパネルとフットウェルへと流れるように続きます。

選び抜かれたウッドパネルは、キャビン全体を本物ならではのエレガントさで包み込みます。ウッドパネルの種類は7種類。Bentleyの職人が一枚一枚加工した15枚のウッドパネルは、Bentleyらしく細部にまでこだわって仕上げられています。

手作業で製作され、磨き上げられた金属部品もダッシュボード、センターコンソール、ドアを彩ります。ドライブモードセレクター、シフトノブ、伝統のブルズアイベント、オルガンプルにはBentleyのトレードマークであるローレット加工を施し、洗練された雰囲気と触れたときの心地良さを追求しました。

豪華なフロントシートはクルー本社でひとつひとつハンドクラフトされます。クッションとバックレストボルスターも調節式で、シート全体で22通りの調節が可能なため、どのような状況でも最上級のサポート性と快適性を確保できます。座り心地の良さをさらに引き立てるため、マッサージシステム、シートヒーターそしてベンチレーションに6種類のプログラムを設定しました。

4シート設定、5シート設定のどちらを選んでも、Bentaygaのすべてのレザーシートのショルダー部分とボルスター部分には、コントラストステッチが施され、ダイヤモンドキルト模様があしらわれます。それはまるで、注文仕立てされた英国製高級ハンティングジャケットのようです。

Bentleyのレザー担当者が使用するのは最高品質の革だけです。ヨーロッパの涼しい気候の下で飼育された雄牛から採取し、自然素材を用いてなめし、余計な加工をしていない状態の革の中から、実際に使用するレザーを選びます。レザーは15色。シングルカラーと3種類のデュオトーンカラースプリットをご用意しました。

デザイン性、快適性、高級感を最も堪能できるのは4シート設定です。リアシート2席は左右別々に18種類の調節が可能で、マッサージ機能とベンチレーション機能に加えフットレストも装備されています。ウッドパネル製のリアコンソールには、カップホルダーや大容量の収納スペース、USBポートなどが隠れています。

この豪華なキャビンの最後方にあるのはリアシートの固定式背もたれで、この背もたれがインテリアとトランクとを隔てる役割を果たしています。ここにもダイヤモンドキルト模様をあしらい、スキーハッチも装備。乗員を包み込むようなリアキャビンの空間を作り上げ、SUVセグメントの新基準を打ち立てます。

中間層に遮音材を採用したフルレングスのパノラマサンルーフからは太陽光がさんさんと降り注ぎ、室内の表面やディテールを一層輝かせます。

なお、日本への導入時期・価格等は未定です。

また、当リリースで発表された装備は日本に導入されないものも含まれます。