MEMBER(Media)
このサイトは一般公開向けコンテンツです。メディア等関係者の皆様は右上からログインしてご覧ください。登録方法はトップページ下をご覧ください。
カーボンニュートラルなクルーの「ドリームファクトリー」、前年比環境負荷の削減を継続中
  • 最新データにより、ベントレーが環境負荷を前年比で大幅に削減し続けていることを確認
  • 節水技術への継続的な投資により、水の使用量をさらに4分の1以上削減し、今週には新しい雨水貯留タンクも設置予定
  • 2021年の工場のCO2排出量は、敷地内物流にグリーンガスとバイオ燃料設備を導入したことにより、2020年の数値から70%以上削減
  • 車両1台あたりのエネルギー消費量も同期間に17%以上削減
  • 2010年から2025年までの15年間で、生産に関わる環境負荷を75%削減するという当初の目標を大幅に上回る
  • 将来のBEVを製造する「ドリームファクトリー」のさらなる変革のために、25億ポンドの持続可能な投資を確保

 

ベントレーモーターズは、英国クルーの「ドリームファクトリー」が、世界で最も持続可能な高級車ブランドとなるべく邁進していることを発表しました。本社で記録された最新のデータによると、2021年の生産台数は前年比で38.3%増加したにもかかわらず、1台あたりの環境負荷は大幅に削減されました。 これにより、2010年以来、車両1台あたり合計で76.7%も削減することができました。

これは、2010年以降ベントレーが削減と再利用の原則にフォーカスし、工場で継続的に改善に取り組んできた結果です。

工場で使用される水の量は、主に雨水貯留施策への大規模な投資と水のリサイクルシステムの導入により、2021年には26.6%削減されました。このことは、パンデミック時に在宅勤務の従業員の割合が増えたことにより、工場内での「家庭用」水の使用量が減少したことも要因の一つです。さらに、1日1800リットルの雨水を貯めることのできる第2タンクが、新しい車両の最終仕上げのための施設(Excellence Centre for Vehicle Finish)の屋根に設置されました。また、新しいタンクが塗装工場の逆浸透膜浄水システムにも取り付けられる予定であり、新しい製造仕上げエリアのトイレに直接水を供給します。

新しいデータでは、ベントレーの全モデルが製造されているピムスレーンでのCO2排出量が70.2%減少していることも示しています。これは主に、ベントレーが敷地内の物流用車両にグリーンガスとバイオ燃料を使用したことに起因しています。工場内に設置された大規模な太陽光発電システムから生成されたエネルギーを使用することで、これまでのCO2削減をさらに改善しています。ベントレーは、現在約31,500枚のパネルで構成されている同システムをさらに拡張することを1月に発表しています。

車両1台あたりの製造に関連するエネルギー消費量は17.2%減少しました。これは、効率性、グリーンガスの使用、およびより効率的なボイラーシステムの改善に継続的にフォーカスしていることによるものです。

接着剤などに多く含まれる揮発性有機化合物(VOC)も17.5%削減されました。ベントレーは、今後12ヶ月間、この数値をさらに削減するために、新しい現場技術に投資することを計画しています。

製造担当役員であるピーター・ボッシュは、次のように説明しています。

「ビヨンド100戦略の焦点は、ベントレーが持続可能なラグジュアリーモビリティの実現において世界的リーダーであることを確実にすることです。廃棄物や、水およびエネルギーの使用量を削減することに継続的にフォーカスしてきた私たちの製造戦略が、毎年大きな変化をもたらし実を結んでいることを、この最新の数字は示しています。」

「私たちの工場はすでにカーボンニュートラルではありますが、ドリームファクトリーのコンセプトは、環境への影響をゼロにすることです。2022年には、さらにソーラーパネルを設置し、VOCの削減のための投資を行い、クルー工場を可能な限り持続可能な工場にする予定です。」

「長期的には、2022年1月に発表した25億ポンドの投資により、私たちの施設をさらに変革し、クラフトマンシップ、お客様との対話、従業員の体験という独自の要素を組み合わせ、最初のベントレーBEVのためのプラットフォームを構築していきます 。」